二次精度風上差分の導出をやります。備忘録みたいなものです。点 を中心に上流側二点の値を使うのが二次精度風上差分です。具体的には、流速が のときは と と の情報を使います。一方、流速が のときは と と の情報を使います。まず、 のときから考えていきます。まず と の値を を中心としてTaylor展開します。
二階微分の項を消すために から を引きます。すると
となります。これを について解くと
となります。つまり二次精度になっています。
同様にして次は、 のときを考えていきます。まず と の値を を中心としてTaylor展開します。
二階微分の項を消すために から を引きます。すると
となります。これを について解くと
となります。つまり二次精度になっています。
まとめると
となります。これが二次精度の風上差分です。