今回は、1次元の有限要素法における面積座標(局所座標)の積分公式
を示します。ここで は要素の長さ、 と は形状関数で、それぞれ
とあらわされます。これを知っていると積分がサクサクできます。
まず、 とおきます。すると、 より とかけるので上式に代入して
を得ます。次に に関する積分を に関する積分に変更します。 のとき 、 のとき であり、(これは1次元のヤコビアン)より
を得ます。ここで、こちらの記事
で紹介している公式
を使うと結局
となり目的の式を得ることができました。
この公式を使うと1次元の有限要素法における積分が簡単に計算できて便利です。
2次元有限要素法における面積座標(局所座標)の積分公式はこちらです。
参考
菊地文雄『有限要素法概説』のp.56とpp.148-150
有限要素法概説―理工学における基礎と応用 (FEM+BEM (3))
- 作者: 菊地文雄
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