【クラシック】ヴァイオリンソロ!で「バッハのG線上のアリア」
今回はRoman Kimによる「バッハのG線上のアリア」です。なんと彼この曲をヴァイオリン無伴奏(ヴァイオリンソロ)で弾いています。これは超絶技巧ですね。重音で伴奏とメロディーを弾きながら左手のピッチカートでさらに伴奏を足すという、すさまじい状況です。つまり一人で三つの旋律を同時に弾き分けているのです。
ただ、技術的にはすごいですが、音楽的によいかと言われると必ずしもそうではありません。無理やり弾いている感があります。でもこうした挑戦がヴァイオリンの可能性を広げていくのかもしれません。そう、パガニーニのように。
参考
左手のピッチカート。曲は「サラサーテのバスク奇想曲」。
上記の曲フルバージョン。左手のピッチカートは2:30あたりから。うますぎて唖然とする。
上記の曲フルバージョン。演奏はヴァイオリンの神様ヤッシャ・ハイフェッツ。完璧。左手のピッチカートは3:50あたりから。恐らくアウアー編曲版。もとはヴァイオリン無伴奏だが、アウアー編曲版にはピアノ伴奏がついている。