今回はRoby Lakatos(ラカトシュ)による"Mama"です。この曲はハンガリーのジプシーヴァイオリニスト、ラカトシュによる曲です。演奏も彼のアンサンブルが行っています。第二ヴァイオリン、ギター、ウッドベース、ピアノ、ツィンバロム(ハンガリーあたりの鉄琴のような楽器)などから構成されています。ラカトシュ本人のヴァイオリンの腕前も凄まじいですが、アンサンブルの仲間もそれに引けを取らないです。
動画1:10あたりから人差し指と中指の二本を用いたわけのわからないピッチカート奏法が炸裂します。これはどうやっているのでしょうか?まさにジプシーヴァイオリン。クラシックのヴァイオリンにはない魅力です。
特にラカトシュがすごいのは早弾きと即興演奏、そしてアレンジです。彼がまったく同じ曲を弾いているのを私は聞いたことがないほどです。まさにジプシーヴァイオリン。楽譜に収まりきらない魅力を持っています。