今回はHubermanによるショパンのノクターン第2番、Op.9-2」です。もとはピアノ独奏曲ですが、これはヴァイオリン編曲版です。
どうでしたか、甘ったるく感じましたか?私にはこれぐらいがちょうどよいです。Kreislerに近い感じがしますね。最近のヴァイオリニストは結構軽やかに弾いてしまうので、HubermanやKreislerの演奏が恋しくなります。例えばドイツのヴァイオリニストDavid Garettです。
「ヴィヴァルディの四季」より夏の第三楽章をヴァイオリンソロで。凄まじい技巧と表現力。間違いなく現代のトッププロの一人。
確かに激しいですが、情念が纏わりつくような重さは皆無です。あくまでさわやかに全てを処理していきます。こういう演奏が聴きたいときもあるので彼も好きです。ただどうしようもないときに元気が出るのはべたべたなHubermanやKreislerの演奏なのです。
Kreisler本人による「愛の悲しみ(Liebesleid、Kreislerによる作曲)」。一音目からポルタメントが甘やか。