【フランス語】『訳読フランス語の入門』【1冊目】
本格的にフランス語を始めました!といっても昔からちょろちょろやっているので、文章を読む練習をメインにしていきたいです。
数江譲治 著『訳読フランス語の入門』を読み終わりました。総ページは202です。この本は文法知識を学んだあとに訳読を通して文法の知識を血肉化するための本です。文法を習ったけれども、まだ身についていないと感じる方におすすめです。
- 作者: 数江譲治
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1968
- メディア: ?
- この商品を含むブログを見る
全60課を通してフランス語の短い文章を読んでいきます。各課は見開き2ページから構成されます。左ページ上部に文章、その下に単語、文章の日本語訳がきます。右ページはノートと呼ばれており、単語や熟語、文法事項が説明されます。文章を読んでいて気になる箇所がきちんと説明されており、痒いところに手が届く構成です。単語や熟語を説明する際には、ほぼ追加の例文が和訳付きで提示されており、理解を深めるのに有用です。文法説明自体は一度学習していることを前提としているので、あっさりしています。必要ならば他の本を読みましょう。途中には練習問題25題も含まれています。もちろん解答付きです。最後には、対訳でDaudetの『アルルの女』が収録されています。最後までこの本を読めば、脚注が充実しているので十分に読むことができます(ただし、辞書はこまめに引く必要があります)。
Pascalの"Pensées"の一節や上田敏の訳とともにVerlaineの"Chanson d'automne"『秋の歌』、そしてフランス国歌"La Marseillaise"も収録されており、読んでいて飽きることがありません。
現在は、『フランス語作文の基礎』と『例文で覚えるフランス語文法』を読みながら、フランス語版Wikipediaの気に入った記事を読み進めています。
- 作者: 中原俊夫
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1965
- メディア: ?
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 町田健,市川しのぶ
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2018/06/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る