【浅水流方程式】サイトマップ(ここから関連記事が探せます)
今回は、前に作った浅水流方程式におけるダム崩壊問題(dam break problem)の解析解を計算するコードを用いて、Dry bedの場合とWet bedの場合それぞれの水深の時間変化の三次元図を作りました。
Shock-Capturing Methods for Free-Surface Shallow Flows
- 作者: Eleuterio F. Toro
- 出版社/メーカー: Wiley
- 発売日: 2001/03/23
- メディア: ハードカバー
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z軸が水深、x軸(手前に伸びている軸)が空間方向、y軸(右に伸びている軸)が時間方向です。
まず、Dry bedです。Dry bedの場合は膨張波のみが形成されることがわかります。
次にWet bedです。一方、Wet bedの場合は、膨張波と衝撃波がそれぞれ逆向きに形成されることがわかります。
Dry bedとWet bedにおけるダム崩壊問題は、このように定性的にまったく異なる解を持っていることがわかります。特に、波の先端の波速も異なります。気を付けて下さい!
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