数学とか語学とか楽しいよね

フランス語、ドイツ語、ロシア語、アラビア語、オランダ語、英語、スペイン語、ラテン語とか数学とか数値計算(有限要素法、有限体積法、差分法、格子ボルツマン法、数理最適化、C++コード付き)とか勉強したことをまとめます。右のカテゴリーから興味のある記事を探してください。最近はクラシックの名演も紹介しています。Amazonアソシエイトを使用しています。

【フランス語単語】数学でよく出てくる"soit"の用法

フランス語で書かれた数学の本を読んでいく際に頻出するのが"soit"です。例えば

Soit  \Omega l'ensemble d'espace associé à l'équation aux dérivées partielles qui nous intéresse.

のように使われます。"soit"はもちろん"être"の接続法現在3人称単数形です。意味は「~があるとする、仮に~だとしよう」です。ここでは考える領域を  \Omega としよう、という意味です。


ちなみに似た用法がドイツ語にもあります。"sein"の接続法1式現在3人称単数形である"sei"を使います。例えば

Die Strecke AB sei 5 cm.

のように使われます。意味は「線分ABの長さを5cmとする」です。この用法は「取り決めのsei」とも呼ばれているとかないとか。