今回は"woe"「悲哀、苦悩」という意味の英語の単語です。
"she took Rapunzel and put her in a waste and desert place, where she lived in great woe and misery."
(彼女(魔女)はRapunzel(ラプンツェル)を連れていき、荒れた不毛の地へ置いて行ってしまいました。Rapunzelはそこでひどく悲しくみじめに暮らしました。)
という、Grimm童話の "Rapunzel"(ラプンツェル)に出てきました。たしかディズニー映画になっていたような気もします。もとはGrimm童話です。
語源は、古英語の悲しみをあらわす間投詞 "wa!" から来ているようです。日本語だと「嗚呼」とかですね。どうやらいろんな言語でも似たような悲しみをあらわす間投詞を使うようです。例えば、ラテン語 "væ"、古典ギリシャ語 "οὐαί (ouaí)"、ドイツ語 "weh" 、デンマーク語 "ve"、フランス語 "ouais" などです。特に、ドイツ語では、"weh" は「痛い」という意味の形容詞でもあり、"Heimweh"(ホームシック)などとも言います。
昔から覚えられなかった "woe" を暗記するとっかかりを見つけることができました!うれしい。
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