数学とか語学とか楽しいよね

フランス語、ドイツ語、ロシア語、アラビア語、オランダ語、英語、スペイン語、ラテン語とか数学とか数値計算(有限要素法、有限体積法、差分法、格子ボルツマン法、数理最適化、C++コード付き)とか勉強したことをまとめます。右のカテゴリーから興味のある記事を探してください。最近はクラシックの名演も紹介しています。Amazonアソシエイトを使用しています。

【英語】独学で英語の原書がバリバリ読めるようになる方法(仮)

「英語の文法をまったく知らない初心者を原書を読めるレベルにまで引き上げてくれる参考書」があったらいいなと思っています。誰か知りませんか?ドイツ語だと言わずと知れた関口存男の『新ドイツ語大講座上・中・下』の三巻セットがありますが、英語で一貫した教育を施してくれる本はないでしょうか?


『新ドイツ語大講座』では上巻で基本的な文法を教え、中巻で実際の文章を読ませ、下巻で高級文法(実際に原書を読む際に出会う、注意すべき表現、用法)を教えます。これだけでは読解練習が足りないので、『独文解釈の研究』と『独文解釈の秘訣Ⅰ・Ⅱ』を読めばいいでしょう。これだと結局「独学で大学教師よりドイツ語ができるようになる方法」と同じになってしまいました。


どうしたものでしょうか?とりあえず入れるべき本の候補を列挙して、そこから足りないものを補っていきましょうか。必要な要素は、「基礎文法」、「高級文法」、「読解練習」ですね。

・『英文解釈教室』(読解練習)

英文解釈教室〈新装版〉

英文解釈教室〈新装版〉

・『英文をいかに読むか』(読解練習)

英文をいかに読むか

英文をいかに読むか

・『新・基本英文700選』(基礎文法?)

新・基本英文700選 (駿台受験シリーズ)

新・基本英文700選 (駿台受験シリーズ)

・『英文標準問題精講』(高級文法)

英文標準問題精講

英文標準問題精講

読解練習はいくらでも見つかりそうですし、『英文解釈教室』を入れておけば安心です。一番手薄なのが基礎文法でしょう。『700選』にはほとんど解説がないので、初心者には無理です。もっと基礎的かつ例文をたくさん読ませるような基礎文法の本を一冊入れたいところです。高級文法も網羅的なのがあるとさらによくなりそうです。全部で6冊程度にまとめたいです。続く。


ところで『英文解釈考』はやりすぎな気がするので、入れるのはやめておきます。

新訂・英文解釈考

新訂・英文解釈考


新ドイツ語大講座 (上巻)

新ドイツ語大講座 (上巻)

新ドイツ語大講座 (中巻)

新ドイツ語大講座 (中巻)

新ドイツ語大講座 (下巻)

新ドイツ語大講座 (下巻)

【ドイツ語】"Erlkönig"(魔王)の解説をしてみます

Goetheゲーテ)の詩、"Erlkönig"(魔王)の解説をしてみます。もちろんドイツ語で書かれています。みなさんはおそらくGoetheの詩というよりはSchubertシューベルト)の歌曲(リート)として、中学校の音楽の時間に習ったのではないでしょうか?

歌っているのはDietrich Fischer-Dieskau(ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ)です。深みのある良い声です。私が中学校で習ったときは、なんと日本語で聞かされました!なんということでしょう!"Mein Vater, mein Vater"ではなく「お父さん、お父さん」ときたものです。台無しでした。なんとしてもドイツ語で鑑賞すべきでしょう。


閑話休題。詩なので韻を踏んでいることに注意しましょう。例えば最初の部分だと、"Wind"と"Kind"、"Arm"と"warm"と言った具合です。私も全然ドイツ語の詩の韻律はわかりませんが、まあこれだけ押さえておきましょう。ではやっていきましょう。


(原文1)
Wer reitet so spät durch Nacht und Wind?
Es ist der Vater mit seinem Kind;
Er hat den Knaben wohl in dem Arm,
Er faßt ihn sicher, er hält ihn warm.


こんな夜更けに風吹く中、馬で駆けていくのは誰か?
それは子を抱えた父だ。
彼は子供をしっかりと抱えて、
しっかりと暖かく包む。

(解説)
"wohl"と"sicher"をどちらも「しっかりと」と訳しています。適切な単語が浮かばなかったのです。父は子をしっかりと抱きかかえているのです。


(原文2)
"Mein Sohn, was birgst du so bang dein Gesicht?" –
"Siehst, Vater, du den Erlkönig nicht?
Den Erlenkönig mit Kron' und Schweif?" –
"Mein Sohn, es ist ein Nebelstreif."

(訳)
「息子よ、何故そんなに不安そうに顔を隠すのか?」
「お父さん、魔王が見えないの?
冠を被り長い裾の服を着た魔王が。」
「息子よ、あれは縞のようになった霧だ。」

(解説)
ここの"was"は"warum"で「何故」という意味です。Goetheの詩は古いドイツ語なのでこうした用法があるみたいです。
"bang"は"bange"です。古い形です。
"Erlkönig"は題名の通り「魔王」です。
"Kron'"は"Krone"です。詩だと韻律の関係でよく語尾"e"は落ちるみたいです。"'"は省略したことを表す記号です。
"Erlenkönig"は"Erlkönig"のことです。詩だと韻律の関係で付いたりするみたいです。
"der Schweif"は「長い裾」。
"der Streif"は「縞」。


(原文3)
"Du liebes Kind, komm, geh mit mir!
Gar schöne Spiele spiel' ich mit dir;
Manch' bunte Blumen sind an dem Strand,
Meine Mutter hat manch gülden Gewand." –

(訳)
「かわいい坊や、おいで、一緒に行こう!
とてもすてきな遊びを私としよう。
たくさんの色とりどりの花々が浜辺に咲いているよ、
私のお母さんが金色の服を持っているよ。」

(解説)
"komm"は"kommen"の命令形、"geh"は"gehen"の命令形。
"spiel'"は"spiele"の省略。
"das Gewand"は「衣装」。


(原文4)
"Mein Vater, mein Vater, und hörest du nicht,
Was Erlenkönig mir leise verspricht?" –
"Sei ruhig, bleibe ruhig, mein Kind;
In dürren Blättern säuselt der Wind." –

(訳)
「お父さん、お父さん、聞こえないの、
魔王が小さい声で約束するのが?」
「落ち着きなさい、落ち着きなさい、我が子よ。
枯葉の中を風がざわざわいっているのだよ。」

(解説)
"sei"は"sein"の命令形、"bleibe"は"bleiben"の命令形。
"dürr"は「乾いた」。
"säuseln"は自動詞で「木の葉がざわざわ音を立てる」。


(原文5)
"Willst, feiner Knabe, du mit mir gehn?
Meine Töchter sollen dich warten schön;
Meine Töchter führen den nächtlichen Reihn,
Und wiegen und tanzen und singen dich ein." –

(訳)
「かわいい坊や、お前は私と行かないかい?
私の娘達にお前の面倒を見させよう。
私の娘達は夜に輪舞をやるんだよ。
そして踊って歌ってお前を寝付かせてくれるよ。」

(解説)
"sollen"は魔王の意志。
"warten"は「世話をする」という意味。
"der Reihn"は「輪舞」。Reihn – Wiktionaryによると、"alter Rundtanz, bei dem eine größere Anzahl von Tänzern einem Vortänzer in schreitender oder hüpfender Weise folgt; der Tanz wird von Gesang begleitet"だそうです。
"einwiegen"は分離動詞で「寝付かせる」。einwiegen - English missing: English ⇔ German Forums - leo.orgを参照のこと。"dich"は"einwiegen"だけの目的語で"tanzen"と"singen"は自動詞ではないでしょうか?


(原文6)
"Mein Vater, mein Vater, und siehst du nicht dort
Erlkönigs Töchter am düstern Ort?" –
"Mein Sohn, mein Sohn, ich seh' es genau:
Es scheinen die alten Weiden so grau. –"

(訳)
「お父さん、お父さん、見えないの
魔王の娘達がそこの暗がりにいるのが?」
「息子よ、息子よ、私は確かに見えるよ、
老いた柳がそう見えるほど灰色なのが。」

(解説)
"düster"は「薄暗い」。
"seh'"は"sehe"の省略。
3行目の"es"は4行目全体を受けている。
"die Weide"は「柳」。
"es scheint"は「のように見える」。"es"は仮主語。ただしここでは複数形"alten Weiden"を受けているので動詞も"scheinen"と複数になっている。


(原文7)
"Ich liebe dich, mich reizt deine schöne Gestalt;
Und bist du nicht willig, so brauch' ich Gewalt." –
"Mein Vater, mein Vater, jetzt faßt er mich an!
Erlkönig hat mir ein Leids getan!" –

(訳)
「私はお前のことが好きだよ、お前の美しい姿を見ていると居ても立ってもいられやしない。
それでお前が嫌なら、暴力に訴えるしかないな!」
「お父さん、お父さん、魔王がぼくをつかんだ!
魔王がぼくにひどいことをした!」

(解説)
"bist du nicht willig"は"Wenn du nicht willg bist"の"wenn"省略ではないでしょうか?副文と接続詞
"brauch'"は"brauche"の省略。
"Leids"は"Leid"の古形のようです。以下のリンクがめっちゃ面白いです。"Leids"? - Erlkönig hat mir ein Leids getan! (Goethe) - Sprachlabor: Englisch ⇔ Deutsch Forum - leo.org


(原文8)
Dem Vater grauset's; er reitet geschwind,
Er hält in Armen das ächzende Kind,
Erreicht den Hof mit Mühe und Not;
In seinen Armen das Kind war tot.

(訳)
父はぞっとして、馬を速く駆けさせる、
彼は腕にうめく子を抱え、
やっとのことで邸宅へと辿り着く。
彼の腕の中でその子は死んでいた。

(解説)
"grauset's"は"es graust"で「ぞっとする」。元の動詞は"grausen"。
"ächzende"は"ächzen"「うめく」の現在分詞。
"Mühe und Not"は「やっとのことで」。
4行目は語順が変則的です。2位に動詞がきていません。韻律によるものか、表現上の効果をねらったものか、どちらでしょうか?


ちなみに冒頭の動画では"r"は巻き舌で発音しています。

【ドイツ語】『ドンと来い分離動詞』【10冊目】

渡水久雄著『ドンと来い分離動詞』を読み終わりました。総ページは132です。やっとドイツ語関連書籍10冊読みました。

ドンと来い分離動詞

ドンと来い分離動詞


この本はドイツ語の分離動詞に着目した本です。核となる動詞に前綴りが追加された時に、意味がどう変化するかを網羅的に解説しています。せっかく分離動詞になったのにまったく意味が変わらなかったり、はたまたまったく意味が変わってしまうこともあったり、ドイツ語学習者が混乱するのが分離動詞です。この本を読むとまとめて前綴りの意味が理解でき、ドイツ語力が向上します。構成としては、左ページに単語とその意味、右ページにその単語の意味がどうしてそうなるかを、筆者の解釈により解説しています。ひとつ注意して頂きたいのが、この解釈は言語学的なものではない、ということです。ただ、記憶の助けにするには十分だと思います。さらに、ちょくちょくコラムが挿入されています。この本は全体として会話を意識されて書かれているようです。ちなみに最後には非分離の前綴りも掲載されています。

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最後に掲載されている分離動詞の核となる単語42個と非分離前綴り8個を載せます。

1, bauen
2, bieten
3, bleiben
4, blicken
5, brechen
6, bringen
7, drücken
8, fallen
9, fügen
10, führen
11, geben
12, gehen
13, halten
14, holen
15, hören
16, kehren
17, kommen
18, lassen
19, legen
20, lesen
21, machen
22, nehmen
23, passen
24, räumen
25, reichen
26, richten
27, rufen
28, schauen
29, schlafen
30, schließen
31, schreiben
32, sehen
33, setzen
34, sprechen
35, steigen
36, stellen
37, teilen
38, tragen
39, treten
40, weisen
41, wenden
42, ziehen

1, be
2, emp
3, ent
4, er
5, ge
6, ver
7, zer
8, miss

【語学学習】単語帳をどう使ったらよいか?

今回は単語帳の使い方について、私の考え方を述べたいと思います。


私の単語帳との付き合いについて。高校では英単語帳が与えられ、覚えるように言われましたがまったく覚えられませんでした。そもそも覚え方というのを、一度も習った記憶がありません。どうも日本の教育においては、あまり方法論というものが重視されていないように感じます。我々は魚の取り方を知りたいのです。そんなわけで、単語のテストの前だけ単語を無理矢理丸暗記していました。なんとかテストは乗り切ってもすぐに忘れてしまうし、ストレスがたまるので単語帳を見るのも嫌になりました。予備校では『シス単』(『システム英単語』)を覚えようとしましたが、やはりダメでした。

システム英単語 (駿台受験シリーズ)

システム英単語 (駿台受験シリーズ)


単語帳を使った学習がうまくいかなかったのには何か理由があるのではないか?そこで私が至ったのが以下の考えです。そもそも単語帳は単語を覚えるためのものではないのではないでしょうか?単語帳とは、よく出てくる単語に記憶上のひっかかりをつけ、今後出会った際に思い出せるようにするためのものではないでしょうか?この意見は少々飛躍しているかもしれませんが、ずっと語学学習を続けてきて、私が感じていることです。


単語帳を使って単語を覚えようとしていたのがそもそもの間違いなのではないでしょうか。単語帳では単語を覚えようとせずに、文章を読んでいてその単語を見かけたときに、どこかで見たことがあるとぼんやりと思えるようにするのです。そのぼんやりと思い出せるような状態で辞書をひいてその単語を調べると、高確率で覚えることができます。その単語を見るのが初めてではなく、記憶のとっかかりがあるからです。


この考え方に沿った場合、単語帳の使い方は「覚えているかどうかにかかわらず、とにかく何回も単語帳を読み、単語達との交流を深める」となります。こうすると覚えなければならないというプレッシャーも弱まり、結果的に記憶に残る率も上がります。コツは気楽に続けることなのです。この考え方を利用して私は実際にドイツ語の単語帳をやってみました。やめてしまわないように、覚えることにこだわらず、同じページを計5回づつ読むようにしました。これで暗記することができたのは半分以下だと思いますが、これで単語のとっかかりができました。その後ドイツ語を読んでいても、どこかで見たことがある単語が大幅に増え、ストレスが減りました。もちろん、その単語の意味は辞書でしっかりと調べます。この繰り返しで単語を覚えていくのです。


まとめると単語帳の役割とは「単語帳では単語を覚えようとせずに、文章を読んでいてその単語を見かけたときに、どこかで見たことがあるとぼんやりと思えるようにする」ことです。そして、単語学習の流れは

1, 単語帳を何回も読み、単語のとっかかりをつくる。覚えることにこだわらない。
2, 文章をたくさん読む。その際に出てくる、どこかで見たことがあるけれど意味がはっきりと思い出せない単語を、しっかりと辞書で調べる。
3, さらに文章を読む。

となります。

【ドイツ語】『表現と作文ドイツ重要動詞50』【9冊目】

福田幸夫、ヘルマントロル著『表現と作文ドイツ重要動詞50』を読み終わりました。総ページは159です。

表現と作文ドイツ重要動詞50 (<テキスト>)

表現と作文ドイツ重要動詞50 (<テキスト>)


この本はドイツ語の基本動詞50個の使い方を丁寧に説明している良書です。ひとつひとつの単語については3ページ以内でまとまっているので、あまりやる気が無い時や、忙しい時にひとつだけ学習する、ということが可能です。基本的な動詞の使い方を習熟することは非常に重要です。よく出てくるこれらの動詞をほったらかしにしておくと、いちいち辞書をひかねばならず、学習効率が低下してしまいます。逆に言うと、これらの動詞を習得してしまえばかなりスムーズにドイツ語を読むことができるようになるのです。私もフランス語を始めたときに、似たような動詞の使い方を説明している本を3冊程度読みました。するとフランス語の理解が上がりました。

本文の構成としては、まず見出し語があり、その下に全体的なその語の説明があります。それに引き続き、基本文例、その解説、練習問題があります。基本文例は4つ程度の、用法や意味の異なる文例が示してあります。それぞれ違った使い方がされているので注意深く読む必要があります。解説には様々な熟語や用例、慣用表現が示されており、読み応え抜群です。練習問題は和文独訳、ドイツ語作文になっており、各語について15題あります。これはそれぞれ基本文例と対応しています。また、難しい語彙についてはヒントとして載っています。私は「ドイツ語を読むことが目的」なのでドイツ語作文の答えのほうを見て、独文和訳の問題として取り組みました。このへんは人それぞれです。ドイツ語作文の解答は別冊としてついています。この別冊を通しで読むと復習に便利かもしれません。

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ひとつ気づいたのが、"stehen"と"stellen"、"legen"と"liegen"、"setzen"と"sitzen"のように他動詞と自動詞がペアになっている動詞では、他動詞の三要形は規則変化であるのに対して、自動詞の三要形は不規則変化になっています。なんかおもしろいです。

最後に掲載されている50個の動詞の三要形と意味を載せて終わりにします。

1, bekommen-bekam-bekommen:得る、もらう
2, bestehen-bestand-bestanden:存在する
3, bestellen-bestellte-bestellt:注文する
4, bleiben-blieb-geblieben:とどまっている
5, bringen-brachte-gebracht:持って来る(行く)
6, enthalten-enthielt-enthalten:含む
7, erreichen-erreichte-erreicht:到達する
8, fahren-fuhr-gefahren:(乗り物で)行く
9, fallen-fiel-gefallen:落ちる
10, fehlen-fehlte-gefehlt:不足している
11, finden-fand-gefunden:見つける
12, führen-führte-geführt:導く
13, geben-gab-gegeben:与える
14, gehen-ging-gegengen:行く
15, gelten-galt-gegolten:通用する
16, gewinnen-gewann-gewonnen:勝つ、獲得する
17, haben-hatte-gehabt:持っている
18, halten-hielt-gehalten:保持する
19, hören-hörte-gehört:聞こえる
20, kommen-kam-gekommen:来る
21, lassen-ließ-gelassen:放置する
22, laufen-lief-gelaufen:走る
23, legen-legte-gelegt:(横に)置く
24, liegen-lag-gelegen:横たわっている
25, machen-machte-gemacht:作る、する
26, nehmen-nahm-genommen:取る
27, sagen-sagte-gesagt:言う
28, schaffen-schuf-geschaffen:創造する
29, schlagen-schlug-geschlagen:打つ
30, sehen-sah-gesehen:見る
31, sein-war-gewesen:である
32, setzen-setzte-gesetzt:座らせる、置く
33, sitzen-saß-gesessen:座っている
34, spielen-spielte-gespielt:遊ぶ
35, sprechen-sprach-gesprochen:話す
36, stehen-stand-gestanden:立っている
37, stellen-stellte-gestellt:立てる
38, tragen-trug-getragen:(抱えて)運ぶ
39, treffen-traf-getroffen:当たる、命中する
40, treten-trat-getreten:歩く
41, tun-tat-getan:する
42, werden-wurde-geworden:になる
43, zeigen-zeigte-gezeigt:示す、見せる
44, ziehen-zog-gezogen:引く
45, dürfen-durfte-dürfen:してもよい
46, können-konte-können:できる
47, mögen-mochte-mögen:好む
48, müssen-musste-müssen:ねばならない、にちがいない
49, sollen-sollte-sollen:すべきである
50, wollen-wollte-wollen:するつもりだ、したい

【ドイツ語】『ドイツ語中級問題100選』の二周目【8冊目】

『ドイツ語中級問題100選』の二周目を読み終わりました。

ドイツ語中級問題100選

ドイツ語中級問題100選


とりあえず頭からもう一度愚直に読んでみました。一回読んでからすぐ二周目にとりかかったのですが、意外と調べた単語や構文を忘れていました。よい復習になります。今までは本を読み終えたら、すぐに次の新しい本に取り掛かるのがよい、と思っていたのですが、読み終わった直後に復習するのはかなりよい勉強法かもしれません。読み終わったばかりなので大体頭に入っているため、より少ない時間で読み通すことができ、かつ記憶の曖昧な箇所を適切に補強することができます。しばらくはドイツ語の学習として、『ドイツ語中級問題100選』をすらすら読めるようになるまで、何度も何度も読んでいこうと思います。ちょっと自分で実験してみます。

【単語帳】"behest"

今回は英語の単語、"behest"、「命令、要望」です。


例文としては

"I only made the change at the author's behest."(私は著者の要望があった場合のみ変更を加えました。)

があります。


何かを読んでいて"behest"を見つけたのですが、とっかかりが無くそのまま放置していました。ところがドイツ語の文章を読んでいるとき、ある単語が目に入ってきたのです。その単語こそ"Befehl"、ドイツ語で「命令」という意味です。"Befehl"は"behest"と語源が同じなのではないでしょうか?たとえ違ったとしても、こう考えるととても記憶に残ります。得した気分です。


ドイツ語、フランス語、ラテン語、古典ギリシャ語あたりを勉強していると、その気はないのに知らず知らずのうちに英語の語彙が増えていきます。嬉しい副産物です。


文章の出典