数学とか語学とか楽しいよね

フランス語、ドイツ語、ロシア語、アラビア語、オランダ語、英語、スペイン語、ラテン語とか数学とか数値計算(有限要素法、有限体積法、差分法、格子ボルツマン法、数理最適化、C++コード付き)とか勉強したことをまとめます。右のカテゴリーから興味のある記事を探してください。最近はクラシックの名演も紹介しています。Amazonアソシエイトを使用しています。

【量子力学】『高校数学でわかるシュレディンガー方程式』

量子力学の勉強をはじめました!!!実は、中学校の頃から勉強しようと思っていたのですが、気がついたらこんな年になっていました。私が量子力学に興味を持つきっかけとなったのは、テレビアニメ『ゼーガペイン』です。

ゼーガペインはSFアニメというジャンルの作品で、量子力学が大活躍します。量子力学にもとづいて作られた量子兵器、「ゼーガペイン」に乗り、宿敵ナーガ率いる「ガルズオルム」と人類の生存を懸けて戦うのです。また、ネタバレになってしまいますが、人類は既にナーガが作り出した「オルムウイルス」により滅び、量子コンピュータの中にのみ生きるデータとなっています。しかも、そのデータはサーバーの容量の問題から、半年ごとに「リセット」されてしまいます。つまり、4月4日から8月31日までが無限に繰り返されるのです。こうした状況下で、登場人物の心の機微が丁寧に描写されていきます。あとEDが神がかっている。何万回聞いたかわかりません。

ゼーガペインを見て、がつんとやられた私は理系の学問にのめりこんでいきます。しかし、何故量子力学を専攻にしようと思わなかったのは謎ですね。まあ、今から勉強するのでOKです!


というわけで、竹内淳 著『高校数学でわかるシュレディンガー方程式』を読みました。総ページ数は202で4時間ほどで読めました。

シュレディンガー方程式を最初に導出し、それを解くことによって波動関数がどのように振舞うか調べていきます。回折格子ド・ブロイ波光電効果、原子モデル、スピン、核分裂量子コンピュータなどなど一度は聞いたことがあるけれど互いの関係がよくわかっていない話がスムーズに整理されています。もし数式が苦手な方でもかなり楽しめ、ためになる本でした。


それに加えて、ヨビノリの量子力学の講座全10回を視聴しました。


ヨビノリの動画は本当に素晴らしい。高度な内容でも工夫次第ではなるべくわかりやすく解説できる、ということを教えてくれます。私も見習いたいです。この動画では、トンネル効果の回が非常にエキサイティングでした。もっとヒルベルト空間を勉強して、量子力学を理解していきたいですね。そして、量子コンピュータを目指していきます。