【ロシア語】ロシア語始めました!!!
ロシア語始めました!!!!!ロシア語は死ぬまでに読めるようになりたい言語のひとつです。Wikipediaや論文を読めるレベルまでもっていきたいです。特にあまり辞書をひかずに読める程度までボキャブラリーを高めたいです。10,000語以上は必要でしょう。
文法
そんなわけでまず黒田龍之助著『ニューエクスプレス ロシア語』を通読しました。
- 作者: 黒田龍之助
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 単行本
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ロシア語の概観を見るのによいかと思い読みましたが、格変化の全貌が載っていないことや副動詞、形動詞などの文法事項が載っていないこともありもやもやしました。そこで次は同じ著者の『初級ロシア語文法』を読みました。
- 作者: 黒田龍之助
- 出版社/メーカー: 三修社
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本は409ページもあり分量が多そうに見えますが、実は字が非常に大きいためそんなに読むのが大変というわけではありません。レイアウトもシンプルでむしろ読みやすいです。この本を通読したお陰でロシア語文法の概観(動詞の活用、格変化、時制、アスペクト、法)がつかめました。非常におすすめです。説明も口語体で非常に読ませる文章となっています。出てくる単語もおそらく意図的にしぼってあり文法に集中して取り組むことができます。
外観は理解したので、次は文法を体に覚えさせようと思い、白水社の入門シリーズのひとつ、『ロシア語の入門』を読むことにしました。
- 作者: 小沢政雄
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1978/06
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白水社の入門シリーズはほかにフランス語とデンマーク語を持っていますが、左ページに例文、和訳、新出単語、右ページに文法解説というすっきりした構成になっており、非常に読みやすいです。『ロシア語の入門』は75課から構成されており、ロシア語の初級文法を説明してくれます。最後に読み物もあります。格変化の習得に力を入れている名著で、読み終えたあとにはあやふやだった格変化の習得が急速に進みました。中古だと非常に高価になっているようですが、見かけたら買うべき本です。
そして今は佐藤純一著『新ロシア語入門』と『ロシア語表現とことんトレーニング』を並行して読み進めています。
- 作者: 佐藤純一
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2001/03/17
- メディア: 単行本
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- 作者: 守屋愛
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2013/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これらの本を読むことでさらなる「文法の内在化」を進めているところです。文章を読みまくります。
辞書
辞書は『博友社ロシア語辞典』を使っています。
- 作者: 木村彰一
- 出版社/メーカー: 博友社
- 発売日: 1995/02
- メディア: 単行本
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例文の多さ、例文に日本語訳がついていること、レイアウトの見やすさから結構気に入っています。さらに、オンラインの露和・和露辞典としては「yakuru」があります。
このオンライン辞書は、語の活用を調べることができ、ロシア語の入力が簡単にでき、日本語訳のついた例文がたくさんあるという向かうところ敵なしといった辞書です。おすすめです。
単語帳
とりあえず手元にある使えそうな単語帳を列挙します。単語に例文と日本語訳がついているものに限定しています。
『ロシア語能力検定試験によく出る基本単語』を一番勉強しています。約1,270語載っているとのことです。左ページに単語と例文、右ページに意味と例文の日本語訳が載っています。動詞の活用もちょくちょく書いてありかなり勉強になります。
- 作者: 北岡千夏,三浦由香利
- 出版社/メーカー: 南雲堂フェニックス
- 発売日: 2010/03/01
- メディア: 単行本
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『ロシア語の余白』によると、ロシア語を本気で勉強するなら『ロシア基本語5000辞典』は全部覚えなければならないそうです。
- 作者: 佐藤純一
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1969/05
- メディア: 単行本
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『最新ロシア重要単語2200』の総語数は約2,260で重要語としては約760語だそうです。
- 作者: 佐藤純一,木島道夫
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2009/08/01
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『パスポート初級露和辞典』の総語数は7,000とのことで単語帳としては十分です。約850語の重要語は赤字で表示されていますこの本は辞書ですが私は単語帳として使おうと考えています。
- 作者: 米重文樹
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1994/03/01
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『ロシア語基本文1000』は左ページに例文、右ページに日本語訳が、そして脚注として語の意味が載っています。印象としてはちょっと例文難しめでしょうか。
- 作者: 阿部軍治,ゾーヤ・オーコニ
- 出版社/メーカー: 大学書林
- 発売日: 1979/01/30
- メディア: 単行本
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『これなら覚えられる!ロシア語単語帳』には約1,600語載っているようです。文字が大きく例文は短めです。
CDブック これなら覚えられる! ロシア語単語帳 (CDブック)
- 作者: 柳町裕子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2011/03/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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"A Frequency Dictionary of Russian"には頻度順で5,000単語載っています。例文には英訳がついています。
A Frequency Dictionary of Russian (Routledge Frequency Dictionaries)
- 作者: Serge Sharoff
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 2013/03/20
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"Russian Learner's Dictionary: 10,000 Russian Words in Frequency Order"には頻度順で10,000単語載っています。例文には英訳がついています。「究極のロシア語単語帳」といった趣ですね。
Russian Learners' Dictionary: 10,000 Russian Words in Frequency Order
- 作者: Nicholas Brown
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 1996/06/27
- メディア: ペーパーバック
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結局8冊も単語帳を挙げてしまいました。とりあえず、一番語数の少ない『ロシア語能力検定試験によく出る基本単語』をやり、『ロシア語基本文1000』と『これなら覚えられる!ロシア語単語帳』、『最新ロシア重要単語2200』を読み、『ロシア基本語5000辞典』と"A Frequency Dictionary of Russian"をやり、"Russian Learner's Dictionary: 10,000 Russian Words in Frequency Order"を詰め込むという流れでしょうか。『パスポート初級露和辞典』はトイレに置いておいて時々読むことにします。
副読本
副読本としては『ロシア語だけの青春: ミールに通った日々』と『ロシア語の余白』、『外国語の水曜日』がよかったです。ロシア語を勉強するモチベーションが上がります。やはり黒田さんはこうしたエッセイ調のものがべらぼうに上手です。
- 作者: 黒田龍之助
- 出版社/メーカー: 現代書館
- 発売日: 2018/03/17
- メディア: 単行本
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- 作者: 黒田龍之助
- 出版社/メーカー: 現代書館
- 発売日: 2010/12/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 黒田龍之助
- 出版社/メーカー: 現代書館
- 発売日: 2000/07/01
- メディア: 単行本
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ロシア語は予想していたのと違い、動詞の活用は激しくないですし、法は簡単です。ただ名詞と形容詞の格変化は激しくてこずりました。形動詞と副動詞という文法用語に一瞬ぎょっとしますが、現在分詞や過去分詞を理解していればどうということはありません。ただ、体(アスペクト)は難しいです。ロシア語学習の肝となるのではないでしょうか。完了と不完了をそれぞれ違った動詞を使って表現するというのは新鮮でした。あと、活動体(生きているもの)と不活動体(生きていないもの)で活用が変わるのもおもしろいです。あと苦労しそうなのは単語を増やしていくことだと思います。スラブ語の語源が全然わからないので大変です。なので"Roots of the Russian Language"を読んで語根や語源から攻めていきたいです。ロシア語の造語法はなかなかシステマティックで楽しそうです。
Roots of the Russian Language (NTC Russian Series)
- 作者: George Patrick
- 出版社/メーカー: McGraw-Hill Education
- 発売日: 1989/02/01
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今後個別記事において、各本の紹介を書いていきます。このブログがロシア語学習の一拠点となるぐらい充実させたいです。あと、ブログ上で「ロシア語を読むための講座」も執筆したいです!乞うご期待!