数学とか語学とか楽しいよね

フランス語、ドイツ語、ロシア語、アラビア語、オランダ語、英語、スペイン語、ラテン語とか数学とか数値計算(有限要素法、有限体積法、差分法、格子ボルツマン法、数理最適化、C++コード付き)とか勉強したことをまとめます。右のカテゴリーから興味のある記事を探してください。最近はクラシックの名演も紹介しています。Amazonアソシエイトを使用しています。

【語学学習】『ロシア語だけの青春: ミールに通った日々』

黒田龍之助著、『ロシア語だけの青春: ミールに通った日々』を読み終わりました。

さすが黒田先生、引き込まれて二時間ほどで通読してしまいました。この本は黒田先生が高校生の頃から通っていたロシア語専門学校「ミール」への想いを綴った一冊です。回想録として読んでも十分おもしろいのですが、この本は実は現在日本で流布している語学学習の在り方に対して、ミールでロシア語を学習した自信の経験から、警鐘を鳴らしています。ミールでの学習法は非常に地味で単純なものです。それは煎じ詰めると、「発音をしっかり習得し、暗唱を行う」というものです。真理とは往々にしてシンプルなものなのかもしれません。さらに暗唱をもとにした「ロシア語を一度日本語に訳し次にそれをまたロシア語に戻す」という学習法の重要性が説かれています。とある本において、この作業に対して「反訳」という表現が与えられていたような気がします。また、関口存男も自信の著書で反訳の重要性について力説していました。彼は反訳を徹底して行うことによってラテン語をあっという間に習得したそうです。

もう一段上の実力をつけるためには、やはり暗唱が必要不可欠なようです。前からわかっていたのですが、億劫でやっていませんでした。しかし、この本を読んで暗唱の重要性が腹の底まで飲み込めたと思います。早速英語とドイツ語について暗唱を始めます。英語で用いる教材は、彼の有名な鈴木長十・伊藤和夫著、『新・基本英文700選』です。

新・基本英文700選 (駿台受験シリーズ)

新・基本英文700選 (駿台受験シリーズ)

実は大学受験の際に、私は伊藤和夫の教材をまったく使っていません。正確に言えば使えるだけの学力がなかったのです。でも今なら活用できるでしょう。700文全てに対して、日本語から英語の再現、「反訳」を目標とします。もちろん暗唱してうえで、です。


ドイツ語で用いる教材はこの前読み終わった『ドイツ語中級問題100選』にしようと思います。

ドイツ語中級問題100選

ドイツ語中級問題100選

こちらも100問すべてに対して暗唱と反訳を目標とします。こつこつ勉強していきましょう!