【ドイツ語】『対訳読本篇(郁文堂独和対訳叢書 23)』【4冊目】
阿部賀隆著『対訳読本篇(郁文堂独和対訳叢書 23)』を読み終わりました。総ページは73でコンパクトです。
- 作者: 阿部賀隆
- 出版社/メーカー: 郁文堂
- 発売日: 1983/07
- メディア: 単行本
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内容はその名の通り対訳形式の読本で、左ページ上側に本文が、下側に和訳が、右ページに文法・語法的な解説があります。文法と語法の説明は初級者を意識した親切なもので、ドイツ語文法を一通り勉強した人ならば無理なく読むことができます。
全部で14の話が収められています。
1. 忘れな草
2. アルト・ハイデルベルク
3. スイス
4. ベートーヴェン
5. モーツァルトの逸話
6. モーツァルトとベートーヴェン
7. 旅人の夜の歌
8. サンスゥシーの風車番
9. ゲーテとシラー
10. 故郷
11. 誠実な妹の灯
12. ヴァイマル
13. ベートーヴェンの月光の曲
14. ドクトル・ファウスト
多くの人にとって、ドイツ語をやるきっかけとなったであろうベートーヴェン、モーツァルト、ゲーテ、シラーに関する文章が載っていてとてもよいです。最後には永遠の古典、『ファウスト』論を読むことができます。
Aber niemals hört Fausts Sterben aus. Für dieses Sterben, das sich im Irdischen nie erschöpfte, wird er belohnt; bei seinem Tode wird er von Gott errettet und erlöst.