クラシック
今回はとある台湾人の男性による「モーツァルトの魔笛より復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」です。男声なんです。本来なら女声、それも夜の女王(ソプラノ)によって歌われるのですが、男性が歌っています。しかもただ歌うだけでなく、音程や表現もしっ…
今回はHenryk Szeryngによる「バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調 BWV1001」です。重厚な響きです。バッハもシェリングにこんな風に弾いてもらえて満足でしょう。重音と低音が素晴らしい。私はバッハを弾けるほど腕が無いのですが、この重音の弾き…
今回はHubermanによるショパンのノクターン第2番、Op.9-2」です。もとはピアノ独奏曲ですが、これはヴァイオリン編曲版です。どうでしたか、甘ったるく感じましたか?私にはこれぐらいがちょうどよいです。Kreislerに近い感じがしますね。最近のヴァイオリニ…
今回はヴァイオリンの神様、ヤッシャ・ハイフェッツ(Jascha Heifetz)による「ポンセのエストレリータ」です。映画のワンシーンのようですがよく知りません。でもそんなことはどうでもよいくらいよい曲と演奏です。夜に聴くのがぴたったりなしっとりとした…
今回紹介するのはシンガポールの超有望ヴァイオリニスト、Chloe Chuaです。なんと12歳です。2018年のユーディ・メニューイン国際コンクールで優勝しました。とにかく動画を見て下さい。おったまげます。 ユーディ・メニューイン国際コンクールでのガラコンサ…
今回はブーニンによる「ショパンの革命」です。正しくは練習曲作品10-12(Etude Op.10,No.12)、別名革命です。右手の荒々しく訴えかけるようなメロディ、左手の吹き荒ぶ風のような動き、名曲です。 これはブーニンが若い時の演奏のようです。特に右手のため…
今回はBoris Berezovskyによる「ショパンの革命」と「ゴドフスキー編曲版革命」です。前半がいわゆる普通の「革命」で、後半が「ゴドフスキーが左手だけで演奏できるように編曲した革命」です。テクニックに圧倒されます。左手版は何か両手版にはない味わい…
今回はHilary Hahnによる「ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番」です。ここでもヒラリー・ハーンの安定感が光っています。非常にドラマティックな曲です。特に私はソロヴァイオリンの和音が好きですね。ドイツ的な厳しさと甘美なメロディーのバランスもよい…
今回の曲は「バッハのチェンバロ協奏曲第1番 BWV 1052」です。演奏はPierre Hantaïです。チェンバロ皆さん聞きますか?チェンバロは劣化ピアノではありません!香しい音色を持つ優れた楽器なのです!ピアノとは違って音が持続しないという特徴があります。こ…
今回はIvry Gitlisによる「サン=サーンスの序奏とロンド・カプリチオーソ」です。ギトリスによる「火花の出そうな」熱演をお楽しみください。巨匠達が群雄割拠していた古き良き時代の映像ですね。他にもOistrakhとかHeifetzとかSternとかMilsteinとか。運指…
今回はRinat Ibragimovによる「ボッテジーニのコントラバス協奏曲第2番」です。この曲は「その卓越した技巧から「コントラバスのパガニーニ」の異名をとった」というボッテジーニの作曲です。私はあまりコントラバスに詳しくないのですが、こんなにも広い音…
今回はHilary Hahnによる「シューベルトの魔王の主題による大奇想曲」です。この曲はパガニーニの後を継ぐヴィルトゥオーゾ、エルンストが「シューベルトの魔王」をヴァイオリン一丁で弾けるように編曲したものです。さすがHilary Hahn、この難曲を涼しい顔…
今回はRoman Kimによる「バッハのG線上のアリア」です。なんと彼この曲をヴァイオリン無伴奏(ヴァイオリンソロ)で弾いています。これは超絶技巧ですね。重音で伴奏とメロディーを弾きながら左手のピッチカートでさらに伴奏を足すという、すさまじい状況で…
ヴァイオリンをチェロのように弾いています!曲は「ハルヴォルセンのパッサカリア」です。もとはヴァイオリンとヴィオラの二重奏ですが、今回は重ね撮りでヴァイオリンとチェロの二重奏です。この方は恐らくチェロが本職でしょうがヴァイオリンもかなりうま…
実は私クラシック好きなんです!なので、何度でも繰り返して聞きたいと思うような名演のリンクを、備忘録的に載せていきたいと思います。 今回はYefim Bronfmanによる「ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番」です。Bronfmanが巨体を揺らし、時には全体重をのせ…
Goethe(ゲーテ)の"Faust"(ファウスト)より詩、"Gretchen am Spinnrade"(糸をつむぐグレートヒェン)の解説をしてみます。これも"Erlkönig"(魔王)と同じく、Schubert(シューベルト)が歌曲(リート)にしてくれています。憂いを帯びた名曲です。 Wiki…
Goethe(ゲーテ)の詩、"Erlkönig"(魔王)の解説をしてみます。もちろんドイツ語で書かれています。みなさんはおそらくGoetheの詩というよりはSchubert(シューベルト)の歌曲(リート)として、中学校の音楽の時間に習ったのではないでしょうか?歌ってい…